2018年度経営学特講 海外研修プログラム

日 程 :9月9日(日)~15日(土)
研修先 :高雄、深セン

本校で実施する海外研修プログラムは、日本と経済相互依存関係にあり高成長を持続させている東アジアのビジネススクールとの直接的な交流や特色ある経営を展開している現地企業の視察を通じて、国際ビジネス感覚の養成、及び新たな人的ネットワークを構築することを目的としている。7回目を迎えた今年度の海外研修は、昨年度同様台湾海峡を挟む中華地域における交流プログラムを設定し、国立中山大学管理学院(髙雄市)と清華大学大学院深圳キャンパス(深セン市)においてそれぞれ特別講義の受講、EMBA、MOTコースの在学生及び修了生とのパネルディスカッションを実施し、両校の手配による企業訪問を行った

9月10日は国立中山大学管理学院(髙雄市)の陳世哲院長、林東清MBAセンター長ら表敬訪問、K2BSとのMOUの仮サイン式を持った。午前中にBS特別講義として同管理大学院・郭永興氏による『台日経済関係と企業間協力』と題した講義を受講。午後は川重商事高雄支社の吳柏賜社長による『台日ビジネスの成功ケース』をテーマとした特別講義を受講した。その後国立中山大学管理学院EMBA修了生が参加した全員によるディスカッションと懇親会を実施した。

9月11日は台南科学園区管理局 蘇振綱副局長への表敬訪問にはじまり、漢方薬の生産を行っている港香蘭應用生技股份有限公司を訪問、ヒアリングと展示場視察を行った。午後は台達電子工業公司台南支社訪問、漢神名店百貨公司本部訪問、同じく現場視察とヒアリングを行った。翌日9月12日は高雄市内の視察を目的とし①高雄港、②植民地時代施設、③高雄市博物館などを訪問した。

9月12日午後は香港経由で中国本土に場所を移し、9月13日清華大学大学院深圳キャンパスを訪れ、清華大学大学院(深セン市)副院長張偉教授を表敬した。その後、同張偉教授による『中国イノベーションの特色』と題した講義を受講、午後は清華大学大学院・高本河准教授による「中米貿易摩擦による中国産業発展への影響」と題した講義を受講した。その後会場に集まった清華大学大学院のメンバー達と交流懇談会を行った。9月14日は午前中に深圳碼隆科技公司本社を訪問し、研究センターやデモ室を視察した。午後は航盛電子有限公司本社を訪問、さらに日系企業であるRicoh Components & Products (Shenzhen) Ltdを訪問し工場見学を行った。

密なスケジュールをこなしていく中、現地の経済産業情勢、企業のビジネスモデルの極意と競争力に関する最新の情報・知識を得ることができ、いずれのパネルディスカッション、経営者交流イベントでも20-30名の経営者や上級管理職が集まり、暖かい歓迎を受けた。参加者同士の間ではそれぞれの産業分野に分かれて個別に懇談が行われ、具体的なビジネスマッチング効果も得られたのではないかと期待している。

国立中山大学管理学院(高雄市) 陳世哲院長を表敬

国立中山大学管理学院(高雄市)郭永興氏による特別講義『台日経済関係と企業間協力』

 

川重商事高雄支社・吳柏賜社長の特別講義 『台日ビジネス協力の成功ケース』

国立中山大学管理学院(高雄市)EMBAパネルディスカッション・交流懇談会

台南科学園区管理局 蘇振綱副局長表敬

港香蘭應用生技股份有限公司訪問、工場・ショウルーム視察、懇談

台達電子工業公司台南支社訪問・エコ・グリーン認証建築視察、懇談

漢神名店百貨公司本部訪問、売場視察、懇談

清華大学大学院深圳キャンパス表敬

清華大学大学院(深セン)副院長張偉教授による講義『中国イノベーションの特色』

清華大学大学院(深セン) 高本河准教授による講義『中米貿易摩擦による中国産業発展への影響』

深圳碼隆科技公司本社訪問、研究センター、デモ室視察、懇談

航盛電子有限公司本社訪問、実測ラボ視察、懇談

Ricoh Components & Products (Shenzhen) Ltd、生産ライン視察、懇談