2016年度経営学特講 海外研修プログラム
日 程 :9月4日(日)~10日(土)
研修先 :台北、広州
本校で実施する海外研修プログラムは、日本と経済相互依存関係にあり、高成長を持続させている東アジアのビジネススクールとの直接的な交流や特色ある経営を展開している現地企業の視察を通じて、国際ビジネス感覚の養成、及び新たな人的ネットワークを構築することを目的としている。今夏の海外研修先は国立台北大学(台北)と中山大学(広州)の両ビジネススクールにおける特別講義受講、MBA、EMBA大学院生または修了生とのパネルディスカッション、現地系企業や日系企業の視察、経営者ヒアリングを行った。
9月5日、国立台北大学商学院呉院長、方前院長らを表敬訪問。午前中にBS特別講義として淡江大学商学院教授瀋景茂氏による『台湾人の企業家精神とイノベーション』と題した講義を受講。午後は鴻海グループ企業取締役の黃朝懋氏による『シャープ買収と日台企業提携の今後』をテーマとした特別講義を受講した。その後国立台北大学商学院EMBA修了生が参加し全員でディスカッションを実施。9月8日には中山大学管理学院王帆院長、李新春前院長を表敬訪問。その後BS特別講義として李新春教授による『同族企業の競争力向上とMBA教育』と題した講義を受講。さらに同大学管理学院在学生・修了生20数名が参加した学生同士の討論会・交流会を実施。日中混合のグループ分けをした後各グループがテーマ別にディスカッション及び発表を行った。
企業や経済団体表敬では、まず9月6日に台北市にある宏碁電腦(Acer)本部へ赴きBYOC Product & Solutions 担当役員のRobert Wang氏を表敬訪問した。午後は宏洲窯業股份有限公司の曽文胤董事・副社長を訪問し、同社磁器製品の工場見学を実施。
さらに台北市南港區にある東元電機本社を訪れ、同グループ董事長で中華民国工商協進会名誉会長である黄茂雄氏を表敬訪問を行った。9月7日には台湾で日系企業向けにコンサルティングを行う株式会社プロネクサス(台湾)の代表笠嶋浩忠氏を訪問し、日系企業の現地進出実態について紹介を頂いた。9月9日にはヤマト運輸現地法人雅玛多国際物流広州分公司の木村副支店長に面会し、同社の広州物流センターの見学及び華南地域における事業展開の紹介を受けた。午後には手広く環境ビジネスを展開している瀚藍環境有限公司を訪問し、工場見学のあと総裁の金鐸氏より会社事業の紹介を受けた。