第15回定例セミナーを開催しました。
北九州市立大学
中華ビジネス研究センター 主催
アジア文化社会研究センター 共催
第15回合同定例セミナー
テーマ :東アジアにおける日本型福祉ビジネス展開の課題と展望
講 師 :一般財団法人福祉サービス評 価機構 代表理事 奥住 文明(おくずみ ふみあき)氏
コメンテーター :北九州市立大学外国語学部 教授 白石 麻保(しらいし まほ)氏
日 時 :平成30年11月17日(土)
地 点 :北九州市立大学小倉サテライトキャンパス
(北九州市小倉北区浅野1-1-1 アミュプラザ小倉7F)
今回講師を務めて頂いた奥住文明氏は、1990年故榎本憲一氏らと日本で初めてとなる民間介護サービス会社を設立され、厚生省(当時)の委託による介護保険制度設計に必要とするフィールド調査を行った実績を有する。
講演内容は広州中医薬大学への西洋医学導入支援に始まり、上海復旦大学、上海市政府衛生局等へのケアマネジメントのノウハウに関する顧問支援や介護技術に関するe-learning system(特許取得済)の開発、大手養老集団と提携し日本式介護サービスの人材育成に取り組む様子まで多岐にわたった。日中間で仕事をする上で重要なこととして、自ら(日本)の足元を固めノウハウを整理すること、地道なフィールドワークの意義、相手国パートナーの重要さなど実体験に基づいたお話が多く語られた。
コメンテーターの白石麻保教授(北九州市立大学外国語学部)からは、限られた講演時間内で講師が語りつくせなかった議題について異なる角度から的確かつ丁寧に要点を示唆して頂き、全体として非常に深みがあるセミナーとなった。