第17回定例セミナーを開催しました。
北九州市立大学 中華ビジネス研究センター
第17回定例セミナー
テーマ : グローバル競争社会に対応する多様性人材の育成
講師 : 一般社団法人 日本グローバル・イニシアティブ協会理事長
綿貫 雅一(わたぬき まさかず)氏
コメンテーター : 北九州市立大学マネジメント研究科 中華ビジネス研究センター長
王 効平(おう こうへい)教授
開催日 : 2019年7月13日(土)
開催場所 : 北九州市立大学小倉サテライトキャンパス
(北九州市小倉北区浅野1-1-1アミュプラザ小倉7F)
今回講師を務めて頂いた綿貫先生は、これまで30余年にわたり、民間と国際機関の開発専門家として、アジアやラテンアメリカ開発途上国を中心に40数カ国に対する開発協力と援助の実務に従事して来られました。
今回の講演では、マクロ経済、国際競争力、人材育成など多岐にわたる公式統計指標、活きた事例とご自身の豊富な実体験を踏まえて、グローバル化の進展とそれに対応するための多様性人材供給の実状を紹介し、特に少子高齢化、人口持続減を迎え、産業経済の低成長に陥った日本にとっての多様性人材育成の必要性と緊急性を訴えました。概念の説明や、分析の枠組みが非常に分かりやすく、客観的な論拠を豊富に提示して論を展開され、大変説得力がありました。聴講者の皆さんが情熱のこもった講演に引き込まれ、質疑応答では沢山の質問が出され、終了時間を超えて活発な討議が続きました。
コメンテーターの王効平センター長からは、異なる角度から日本以外の東アジア地域におけるグローバル化対応の人材育成の実状や本学ビジネススクール海外研修の実体験について紹介され、綿貫先生と同じく多様性人材育成に関わる危機意識を語られました。最後に、マネジメント研究科長工藤一成教授の挨拶で3時間を超えるセミナーが終了しました。
綿貫 雅一 講師の講演風景(1)
綿貫 雅一 講師の講演風景(2)
綿貫 雅一 講師の講演風景(3)
綿貫 雅一 講師の講演風景(4)